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マイノリティデザイン ≪なかまと深める読書体験≫

Lbioの北川です😊

突然ですが...

他の誰かと本を読み合ったことはありますか?
読んだ本について深く語り合ったことはありますか?

本日のブログでは
少しいつもとは違う本との関わり方をご紹介します👀

澤田智洋さん著『マイノリティデザイン』💫

優しい色が混ざり合った視覚的にもほっとするこの装丁
中心には点字が施されています
そんな美しい書籍を解体してしまったこの写真

本好きの方なら、「本を解体するなんて!」と思われるでしょう

でも大きな理由があるんです



その理由は...
アクティブ・ブック・ダイアローグ®(ABD)という読書手法で超参加型の読書会をしたから📚


読書が苦手な人も、本が大好きな人も
1冊の本を分担して読んでまとめ、発表して・対話をする
いつもの読み方とは、全く違うこの手法

このプロセスを通すと

「著者の伝えようとすることを深く理解できる」
「自分では気づかない他者の視点にはっとさせられる」
「一緒に読んだ仲間と仲良くなれる」

などなどいいことづくめなんです

オンラインで行う場合と
リアルの場で行う場合とありますが
リアルの場ではこんな感じで和気藹々と進んでいきます




この時も多くの気付きと感動を共有しました💡

この本のタイトルにある『マイノリティ』
みなさんは、何をイメージしますか?

弱者
克服しなければならないもの
足りてないところ
欠点
などのマイナスイメージが浮かぶのではないでしょうか

著者の澤田さんは『マイノリティ』に対し、全く別の視点で捉え

’マイノリティ性は
克服しなければならないものではなく、生かせるものだ
そう伝えたくて、僕はこの本を書きました’

冒頭でそう綴っています

”できないこと、苦手なこと、コンプレックス、障害”=マイノリティ性

社会の主流からこぼれ落ちている
『マイノリティ』と呼ばれる人々の中にこそ
すべての「弱さ」にこそ
社会の「伸びしろ」があるのではないか

なんと温かく力強い考え方でしょう

’「できないこと」も堂々と1枚のカードとして出せる社会になるといいな’
これは、本の「はじめに」にの中にある一節です

ABD読書会では、最初に自己紹介を含めたチェックイン時間を取りますが
それぞれのマイノリティ性を共有することから始め
自分の持っている”マイノリティ性”を1枚のカードとして場に出し合いました

「人前で話すことが苦手」
「赤面してしまう」
「zoomで大勢の中は居心地悪い」
「書籍を読むのが苦手」
「時間管理が苦手で、本は全て途中読み」
「人の気持ちがわからず、失敗ばかりしてしまう」
「スポーツ全般が苦手で体育の授業が苦痛だった」
「石橋を叩きすぎて渡れなくなる」etc..

多種多様なマイノリティ性
コンプレックスなんてなさそうなあの人にもそんな一面があるんだ、、、
私と同じ様な苦手を持っている人がいるな、、、
それって私から見たら羨ましいけど、、、
見方を変えたら、役立つ力になるよね、、、

マイノリティを口に出してみると
様々な発見があります
他者に勇気を与えたり
共感を得たり
視点が変わったり

横にスライドして自分の持っている小さな得意と掛け合わせることで
誰かの何かの役に立つ力に変えることができると気づけたり

マイノリティに蓋をするのではなく
マイノリティを受容し

少しずつでいい
自分らしい「弱さ」を
自分の周りに、社会に投じられるようになりたい

それぞれが持ち合わせている
マイノリティ×マジョリティのグラデーションを

交換し合ったり
磨き合ったり
補完し合ったり

きっと新しい可能性が開けてくる

そんな未来を、希望を、感じることができる読書会でした
みんなが自分にできることを考えていける世界になるといいなと強く思います

本の後半部分では、マイノリティを活かすための実践例や
自分をクライアントにして「自分御中企画書」を書く為のワークなど
盛りだくさんの内容になっています!

一度読むだけではもったいない
自分の見方が変わり、新しい自分に出会うことのできる一冊です
他者の力を借りてお互いのよさをどんどん引き出す練習もできる一冊なので
仲間と読むのもオススメです


☆最後に、参加して下さった皆さんの感想をシェアさせて頂きますね☆

Kさん:普段自分が手に取らない書籍を読むきっかけになった。「自分御中企画書」ワークが気になります!
Aちゃん:自己紹介、みんなのマイノリティ性がこの場ではマジョリティだったのが面白かったです。
Wちゃん:「多数の人とは違うかも」と感じる部分があることを共有することで、この場には大きな安心感がありました


本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました💕

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